こんにちは、石のシンシアです。

皆様はカリグラフィー・アートをご存じでしょうか?
カリグラフィーとは西洋の書道で、
アルファベットを装飾して美しく書く技法ですが、
その技法を駆使し、鳥や動物を描くアートがあります。

上画像は
米国史上最も優れた筆記体書道家と称される
クリントン・H・クラーク氏(1864 – 1937)による
カリグラフィー・アートです。
曲線の描き方や線の太さの強弱が絶妙で美しく、
鳥の愛らしい表情も相まってとても印象的な作品です。

数年前、この美しい作品を
「なんとか石彫刻で表現できないか?」と、
サンドブラスト彫刻でチャレンジしてみたのですが、
ラインが細すぎて砂が入りませんでした。
かといってラインを太くしてしまうと作品の持ち味が出ません。

その後CO²レーザーでも彫刻してみたのですが
細い線を深く彫刻しようとすると、
高温で石が溶けてしまって上手くいきません。
ですので、
カリグラフィー・アートの彫刻については諦めていました。



それから数年が経過し、
石のシンシアではUVレーザーを導入しました。
UVレーザーはパワフルで正確、
しかも熱が発生しにくいという特性があるので、
カリグラフィー・アート彫刻にはうってつけです。


早速彫刻してみたのが上画像です。
このカリグラフィー・バードは
2~3cmというサイズなのですが、
ビックリするくらいキレイに彫刻されています。

もっと細いラインも彫刻できるのですが、
黒塗装が入らないのでこのくらいの太さが限界です。
上画像の彫刻も、彫刻自体は完璧なのですが、
ラインが細過ぎて塗装の浸透が不安定でした。
それくらいに石彫刻文字としては細く深い彫刻です。
深い彫刻ですので、
塗装が落ちることはあっても、
文字自体が消えることはありません。



ほぼ完璧に彫刻されているので
まるでステッカーが貼ってあるようですが、
本彫刻ですので半永久の耐久性があります。





オリジナル作品制作も承ります。

手書き作品を編集して彫刻することが可能ですので、
お気に入りのカリグラフィー作品がありましたら
オリジナル大理石彫刻として半永久的に残すことができます。

石板の大きさや文字数でお値段が変化しますが、
UVレーザーを使用してリーズナブルな料金でご提供いたします。

どうぞ気軽にお問い合わせくださいませ。


石のシンシア

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP