こんにちは、石のシンシアです。

上画像は、トルコ産レッド・トラバーチンに、
牡鹿の彫刻を施したウォールデコです。

トラバーチンは、ビアンコ・カララと同等の硬度なのですが、
結合にムラがありところどころが脆く、
彫刻の角を鋭角にするのが難しい石です。
ちょっとした衝撃で、角がボロボロと取れてしまいます。

ですから、とにかく丁寧に作り、
出来上がったところをウレタン樹脂で強化しました。

トラバーチンは独特の質感を持ち、
暖かみのある色が魅力なのですが、
斧の部分の穴を見ても分かるように、穴やキズが多い石です。

私は石工ですので、
安定した石種を選びがちなのですが、
石の持つ魅力を優先する芸術家に感銘を受け、
トラバーチンの加工を手掛けるようになりました。


赤過ぎない良い色です。
御影石だと、どうしても冷たい感じがするのですが、
トラバーチンは、例えるなら木に近い暖かみがあります。


他にもトラバーチンが数種類入荷しておりますので、
それも彫刻予定です。



気になった方は、上のリンクからショップを覗いてみてくださいませ。


石のシンシア

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