こんにちは、石のシンシアです。
石のシンシアでは
現在、様々な大理石彫刻の制作をしておりますが、
従来のような大きなオブジェクト彫刻よりも、
家庭に展示できるサイズの
レリーフ彫刻作りに力を入れています。
ただ、
小さな彫刻作りというのは意外に難しく、
大きければ作れた形も
小さいと作れないことが多いです。
また、大きな彫刻よりも誤魔化しが効かず、
かなり精巧に作らないと見栄えしません。
そこで、石のシンシアでは
CNC彫刻機と使用するドリルビットを限界まで調整し、
入力するデータを徹底的に正確にすることで、
驚くほど精密な彫刻を可能にしました。
従来の大理石彫刻よりも
狭い面積に沢山の意匠を詰め込む技術が確立したので、
小さな板石に写真さながらの彫刻が可能です。
人間の手作業では不可能なドリルビットの動きを
CNC彫刻機に実行させるのですが、
彫刻する凹凸の情報は手作業で入力します。
上画像がプログラムを視覚化した画像です。
手作業で作るのでとても時間がかかります。
人物や風景のレリーフ彫刻を制作し、
薄い大理石に精巧な彫刻ができるようになったので、
その技術を生かし、
天然大理石製の貼り付け可能なエンブレムを制作してみました。
従来の彫刻技術では
考えられない程に精巧な彫刻です。
大理石はガラスに近い特性をもっているので、
ここまで意匠を詰め込んだ彫刻となると、
手作業では細部が欠けてしまいます。
その点、プログラムさえ正しければ、
CNC彫刻機は完璧に動いてくれます。
ですので、上画像はCNC彫刻機ならではの
彫刻ということになります。
海岸を走る馬、植物をモチーフにした飾り額。
13mmという薄い彫刻にもかかわらず、
文字で説明しなくても彫刻で表現できています。
作り手としては満足のいく仕上がりになりました。
特に馬とエンブレムは、
高級スポーツカーにも採用されるくらいに
相性が良いです。
馬の彫刻も、タテガミと筋肉を表現できれば、
かなりカッコよく仕上がります。
エンブレムということもあり、
表情はイカつくなっております。
海岸を走る馬をモチーフにした 大理石エンブレムです。 イタリア産天然大理石ビアンコ・カララに 極めて精密な彫刻を施しました。 ライトアップなしでも彫刻の細部が見やすいように 薄目のアンティーク仕上げを施してあります
画像の彫刻はショップで販売しておりますが、
石種や大きさ、仕上げの変更などのオーダーメイドも可能です。
どうぞ、気軽にお問い合わせくださいませ。
石のシンシア
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