こんにちは、石のシンシアです。

石のシンシアでは石製品の制作をしております。
石製品といえば屋外展示のイメージが強いのですが、
それは御影石の耐久性の強さからくるものです。
実は大理石は酸性雨や紫外線に弱く、
経年変化が起こりやすいという性質があります。

ですので、できる限り屋内展示をオススメするのですが、
屋内展示には制限があり、
大き過ぎるものや重過ぎるものは展示できません。

そこで、石のシンシアでは
小さくて精巧な大理石レリーフをさらに展示しやすいように
木製額と組み合わせました。

石は硬くて脆く、設置加工しにくい素材なのですが、
木製品は壁掛けとして一般的で、
石製品と比較すると取り付け加工が容易です。


木製額も大理石レリーフも、
どちらも薄く制作したので壁に掛けても邪魔になりません。
額の大きさが 235mm x 188mm、
大理石の大きさが 166mm x 122mm
正真正銘の大理石レリーフです。

実は、本物の大理石彫刻製品はあまり市場には出回りません。
ほとんどの場合、柔らかく加工しやすい
人工大理石や樹脂で作られています。


裏面にはダルマ穴を設けました。
ビスがあれば壁との間に隙間ができません。
また、620gと軽量ですので、
両面テープと接着剤で設置可能です。


木製額部分には、
世界三大銘木の一つウォールナットを使用しました。
これも本彫刻です。
かなり立体的に彫刻したので、
ナチュラルカラー・オイルフィニッシュにもかかわらず、
濃い色に仕上がりました。
ウォールナットはとても硬い木なので、
エッジの立った美しい彫刻ができます。


こうして画像で見ても、
全面彫刻三昧です。
3Dプリンターの普及により、
切削・彫刻で物を作る場面が少なくなりましたが、
彫刻には彫刻でしか出せない迫力や味があります。
木や石などの天然素材の場合
「効率は悪くともやはり彫刻が一番」だと思います。




石のシンシア

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