こんにちは石のシンシアです。
石のシンシアでは大理石レリーフの制作をしております。
上画像のように、白大理石にレリーフ彫刻をすると
とても綺麗なのですが、
強い光を正面から当ててしまうと
細部が見えなくなってしまいます。
そこで、展示される場合には
ライトアップをお勧めしています。
一つの方向から光を当てると、
影がコントラストを作り、とても綺麗です。
しかし、一日中ライトアップすると電気代がかかりますし、
電気のつけっぱなしは環境保護の観点からも良くありません。
また、ギリシャ彫刻のように
長い年月が経てば、汚れや傷みで
細部までよく見える状態になるのですが、
ジーパンのエイジングとは必要な時間が桁違いで、
百年くらいかかります。
さすがに百年は待ちきれませんから、
通常光でも良く見えるアンティーク仕上げがお勧めです。
上画像のように、
深い部分を黒くすることで彫刻を際立たせます。
少し濃い目に仕上げると、
レリーフ彫刻の立体感が増します。
もちろん真っ白が好きだという方も沢山いらっしゃいます。
個人的には好みでよいと思っておりますが、
大理石にせよ、メノウにせよ、
石の染色は割と一般的に行われている加工方法ですので、
百年待つよりも、アンティーク仕上げはお勧めです。
上画像くらいの仕上がりが丁度いいと思います。
大理石の高級感を損なわず、
自然光でもよく見える仕上がりです。
上画像はかなり薄い仕上がりですが、
アリとナシでは見え方に差があります。
上画像は、額部分を濃いめにし、
鈍い金色の輝きをプラスしたアンティーク加工です。
金属工具による特殊な仕上げ方法で生まれる
アンティーク加工になります。
水面が輝くように仕上げてみたのですが、
この加工は見る角度で色が変化するので、
とても幻想的な仕上がりです。
アンティーク加工は繊細で時間のかかる作業ですが、
お好みのエイジングに調整することが可能です。
石のシンシア
コメント